ネット、IoTで葬儀業界が拡大…の真実。正直、待ちながら死ぬかも?
どうも、葬儀業界の外側にいるtomato_pです。
先日、こんなニュースが出ておりました。
簡単に言えば、時代の変化で葬儀業界はまだまだ伸びるって話。
しかも、今までになかったサービスが出来るということですね。
記事中ではアマゾンさんの「お坊さん便」が紹介されており、
当初350名程度だった提携僧侶は1100人に増えたとあります。
そして、タイトルの件は記事を書いた大前研一さんの案です。
マンション形のお墓や樹木葬なども注目される中で、
ITなどを駆使し「オンライン墓参り」は出来るかもってところですが、
実際にはどうなんでしょうか??
実は、この裏で面白いデータが公開されていました。
互助会サービスを提供する「くらしの友」さんが行ったアンケート結果です。
タイトルの「ロボットによる読経」はかなり飛ばしておりますが、
プレスリリースを読み込むと、スマートフォンのSNSを利用した
訃報連絡サービスに関して言えば40代、50代で「良さそう」と答える人が半数。
60代、70代は抵抗のある人が半数を超えており、
理由は自分も含め使いこなせないから。
しかし、喪主となりうる世代では半数がサービスを認めております。
これを考えると、先の「オンライン墓参り」もありかもしれません。
ただし、現在はアンケート結果であり40代、50代が前向きなだけ、
なおかつ「オンライン墓参り」と「SNSでの訃報」は全く別物。
今から準備して、ビジネスになりえるかは微妙です。
5年後、10年後のために今から用意するのもありですが、
日進月歩のIT業界で「5年前から準備」はかなり負担も大きく、
例えば7年後にブームの兆しが見えた段階で最新の技術と、
大きな広告費を投入する企業が居たら負ける可能性が高いです。
これは、先日話題となったバーコード決済「Paypay」が良い例で、
後発ともいえるYahooは100億円キャンペーンで一瞬にしてシェア1位です。
ネットの業界は圧倒的にスピードが速いのと、
立地や地理的な問題が発生しないということもあるため、
お金をかけた人、手間をかけた人が勝つ傾向にあります。
ですから、速すぎても体力を失ってしまう可能性があるので、
時期を見計らって投入する必要性があるということです。
かといって「IoTなんて無駄、ネットなんてまだ考えなくていい」ではありません。
後から出てきたオンラインの仲介業者が件数では日本一となり、
イオンも散々批判されましたがしっかりとした地盤を築きました。
出来ることから始めていくのが重要です。
ただ、ニュースのような突拍子もないのは少し早いというお話でした。